来る大学入試改革で注目を浴びている英語4技能ですが、大学入試センターは、先に実施したプレテストの結果をもとに、センター試験に取って代わる「大学入学共通テスト」の英語の出題方針の検討に入りました。
現行のセンター試験と何がどう変わる可能性があるのでしょうか???
■読解(筆記)とリスニングが同じ配点に?
文科省は、高校生たちに英語4技能「読む」「書く」「聞く」「話す」をバランスよく学習してもらいたいので、大学入学共通テストにおける英語の出題の仕方も、その方針に沿うように作ることを考えているようです。
そのため、現在のセンター試験では英語筆記200点・リスニング50点のところ、バランス良くするために配点を同じにしようということです。
■発音・アクセント・語句整序問題が無くなる?
センター試験でおなじみの発音・アクセント・語句整序問題を無くす方向で考えているようです。「話す」「書く」の2技能にあたるものですが、英検などの民間試験でその技能を測ることができるため、新テストでは無くす可能性が出てきました。
他にも、リスニング問題では問題文の音声読み上げを現行通りの2回にするか1回にするかなどの検討もしています。
以上の点を踏まえた2回目のプレテストを2018年11月に実施し、その結果を踏まえて最終的な出題の方針を決めていく予定です。
2018年の高校入学者から大学入試改革による新テストが適用されます。受験する年になって慌てないように、徐々に明かされていく情報をその都度仕入れて頭に留めておきましょう!